珠の泡沫で、できること。その想い。
たまのうたかた、ひがくぼかおるです。
俳優を本格的に始めてから、もうすぐ20年目を迎えようとしています。
20年の間に色々なことがありました。
演劇と出会う前、演劇を本格的に始めるまでの間にも色々なことがありました。
自分自身を表現することを恥ずかしいと思って引っ込み思案だった幼年期
家庭環境に悩み、なんでも人のせいにしていた思春期
思えば、ずっと孤独を感じていました。
父母姉2人の5人家族で楽しく過ごしている時間もあるのに
私のしっかりと覚えている最初の記憶は、おそらく幼稚園に通う前だから3歳か4歳
家の近くの道路でオレンジ色の夕暮れ時にひとりで、遠くに聞こえる電車の走る音を聴いている
そんな記憶です。
小学校のクラブ活動で演劇を通じて、大きな声で表現ができるようになったり
自分の言葉をよく聞いてもらえるようになったり
それを見てもらい評価を耳にして、やっと自分自身の居場所ができたような気がして人とのコミュニケーションが楽しくなりました。
それが、私が演劇を志した根源です。
それから演劇を本格的に学び始めて数年のうちに、今度は大切な人がこの世を去るという経験をし、自分自身の感情に無理をして生活をしていく中で、自分の居場所だと感じていた演劇の場で演技がうまくできなくなった時期もありました。
演技は「嘘」です。
そもそも劇場は日常の空間ではないし、台本上の虚構の設定や場所の中で、空想上の人物(時には人間以外)を演じるのですから。
自分自身に嘘をついている(無理をしている)状態で、嘘の上塗り(役を演じる)が出来るほど、私は器用ではありませんでした笑
考えてみれば、私にとって演劇の場は「私であって私でない」舞台上で生きる「役」を認めてもらう場だったと思います。
その「役」として認められた存在を、自分そのものとして受け取って過ごしてきました。
だから、実際の自分の内面は幼い頃のまま
ずっと孤独を感じている淋しい子供のような存在でした。
その後、演技を続けていく為に私が再確認したのは「自分らしくいる」ことの重要性でした。
そしてココロとカラダは繋がっているということです。
下を向いていれば暗い声が出て気持ちまで沈むし
腰が痛くなってヨガをやれば、カラダもココロも一気に調子がよくなって溌溂!
気持ちが落ち着いていれば、頭もスッキリして仕事も捗る(^-^)
ココロとカラダの声に耳を澄まして、ニュートラルな自分でいられるよう心掛け、その後もたくさんの現場を踏むことができました。
小劇場での演劇、TVCMやドラマ、映画や、国際演劇祭の大きな舞台など、色んな経験をさせてもらっているうちに、演技の指導をする機会に恵まれました。
私が大切にしているのは「本物の表現」
と、いうと大げさに聞こえますが、自分自身が苦い経験をした「嘘の上塗り」をさせないことを中心としたレッスンをしています。
自分自身のココロとカラダの本来の声を聴くこと。
自分らしさを大事にしながら、さらなる表現へ…
自分自身も見たことのない自分と出会うこと。
3年間で約350人ほどの中・高校生、専門学校生と出会いました。
深く付き合った子もいれば、一瞬すれ違っただけの子もいます。
演技を仕事にしたい子もいれば、他の芸術や芸能を目指している子
一般のお仕事をしたいけど、コミュニケーションが苦手な子など、色々なタイプの子達がいました。
そこで私はまた、自分らしくいることの重要性を今度は他者から感じることになります。
10代の子達は、流行りのものに敏感で一見、同じように見えていても
それぞれが個性の塊。
みんな、何かを求めて、はち切れんばかり…
だけど、欲しいものが何かまだ明確になっていなかったり
とりあえず、隣にいる友達と仲はいいけど負けたくないって思っていたり
迷いや悩み、逆に根拠のない自信だったり、ココロの中はとても忙しいはず
実際の生活も、私の学生時代とは比べ物にならないほど忙しいと思います。
スマフォネイティブのような時代で、いつでも誰かと繋がっている。
いつも何かを発信しなくては、そこに存在していられないような恐怖感
そんなことを感じている子も少なくないように感じました。
そして、私がとても心配なのは、携帯さえあればどこにいても
いつでも反射的にSNSを通じて、感情や考えを友達に発信できる
ひいては世界に発信できる時代
そして、それに慣れきってしまっている
逆に言えば、常に「誰かに見られている」意識が抜けないのです。
私は昔から、髪の毛が嫌いで家に帰るとすぐに”ちょんまげスタイル”
外出の予定がなければ、部屋着どころかパジャマで1日過ごすのも平気!
ですが、近所への買い物でも、ジャージで出るのは悩みます笑
誰でも、人にはよく見られたいもの”(-“”-)”
でも、ずっとその状態では疲れてしまいますよね?
生き抜く場所、飾らない状態でいられる場所が絶対に必要。
それは見た目もそうですし、気持ちの問題もそう
普段仲良くしている子に本音は話せない
お母さんには言えないことがある
SNSでは少しよく見られるように書いてしまう
なにか辛いことがあるわけはないのに食欲がない
自覚していないココロの無理にカラダが反応しているケースもあります。
SNSの普及により、コミュニケーションが多様になっている反面
人と人が直接繋がるコミュニケーションは苦手になってきているのも事実
そんな子供たちを目の当たりにして、なにか役に立てないかと
私が新しく学んだのが、ドラマケーション・ファシリテーター
そして、腸心セラピーです。
私がなぜ、この腸心セラピーがいいと思ったかというと…
腸心セラピーでは、話したくないことは話さなくても、ココロとカラダの不調を改善できるからです。
これは、いまの時代に生きる感受性豊かな若者や、その親世代の方々の
救いになるのではないかと感じています(≧▽≦)
私自身、自分なりに色々な方法で、自分らしさを追求してきましたが、それでも潜在意識のレベルでココロの傷として残っていた経験や想いがありました。
腸心セラピーでは、それを癒すことができました♪
珠の泡沫₋たまのうたかた₋では、私の経験の中から必要だと実感した
「より自分らしく楽しく自由に生きられる為のお手伝い」をさせて頂きます。
「腸心セラピー」
「話し方レッスン」
「演技レッスン」
この3つは、私の中ではすべて繋がっています♡
すべて、あなたらしさを引き出すメソッド
ピンときたものから、試してみてくださいね!
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